2018年02月02日(金)

月刊花扇生薬 2月号 第184号 [月刊 花扇生薬]

  

2018年2月

          編集・発行人:
小西製薬株式会社 
                                      学術担当(電話 072-981-2429)

<薬事>
年頭に挨拶 大阪生薬協会 大野会長
 昨年、講演会、見学会、市場流通生薬品質評価の取り組みを行い、「これらの活動が優れた品質の生薬を世に供給していることにつながっていると思う。本年も同様に活発な活動を期待している」。
 栽培部会では、山口県の協力を得て栽培の検討を開始し、昨年には当帰でその成果を出すことができた。「同事業はこれからだが、商業栽培に向けて関係者の熱意と努力に期待したい」と強調。保険薬価部会は、生薬製剤については近年の原料生薬の高騰により未だに不採算品が多く存在することから、「日本漢方生薬製剤協会や日本生薬連合会と連携して、不採算品の再算定のための活動を継続的に進めていく」方針を示した。
 

(薬事日報18.1.12)


薬草「大和トウキ」魅力知って
 売薬で栄えた高取町(奈良県)が4日、漢方をテーマにしたイベント「くすりの町の漢方マルシェ」を開く。町は、薬草の大和トウキを使った茶や入浴剤などの商品開発を進めており、当日は新商品を披露。栽培が難しいなど課題もあるが、「魅力を広め、町づくりに弾みを付けたい」という。
 大和トウキの葉をハーブティーやシロップなどに加工。特に岩塩などと混ぜたハーブソルトは売れ行きが好調という。「大和トウキの栽培は試行錯誤の連続で、なかなか増産できないのが悩みだが、町の主要な名物になる可能性を秘めている。大和トウキの魅力を広め、どうにか生産を増やしていきたい」という。

(読売新聞18.2.2)


大和トウキの農村医療観光  ツアー企画し効果検証
 漢方薬に使われる大和トウキによる園芸療法を生かした農村ツーリズムの研究を、早稲田大学の「医学を基礎とするまちづくり研究所」などが県内で進めている。トウキの収穫などを楽しむモニターツアーを開き、心身への影響を調べている。                  

 (朝日新聞18.1.12)

インフルエンザの治療に漢方を 千葉大和漢診療科の並木教授
 インフルエンザの治療薬には、タミフルなどの西洋薬と麻黄湯(まおうとう)などの漢方薬がある。麻黄湯にもタミフルとほぼ同等の効果があるが、体力があまりない人には不向き。そういう人は、寒気や微熱など、風邪のような症状を感じたら「桂枝湯(けいしとう)や葛根湯(かっこんとう)を早めにのむと、症状の悪化を防げる」と千葉大学医学部附属病院和漢診療科の並木隆雄教授。また、「補中益気湯や十全大補湯など、体力を底上げする漢方薬で免疫力を上げておくことも、インフルエンザ予防につながる」とアドバイス。

(日経ヘルス17.12.4,11)

医療用漢方製剤の剤型変更に関するGL作成へ  国立医薬品食品衛生研
 日本東洋医学会と日漢協共催の「国民の健康と医療を担う漢方の将来ビジョン研究会」で、国立医薬品食品衛生研 袴塚氏は、漢方製剤などの多成分系医薬品の承認申請ガイドラインを作る必要性について講演した。まずは医療用漢方製剤の剤型変更に関するGL作成に来年度以降着手する考えを示した。

(薬事ニュース18.1.12)

一般用生薬の都道府県への権限委任 18年度から 厚労省
  厚労省は昨年12月21日、都道府県への委任を通知した。対象は、単一の生薬で調整された内服用薬剤の浸剤・煎剤用製剤や茶剤。2018年度から適用。
 19品目の内訳は次のとおり。
 ウワウルシ、オウレン、カゴソウ、カンゾウ、キササゲ、ケツメイシ、ゲンノショウコ、コウカ、コウジン、サフラン、サンキライ、シャゼンソウ、ジュウヤク、センブリ、ソウハクヒ、ニンジン、ボウイ、モクツウ、ヨクイニン

(薬事ニュース18.1.26)

流通改善ガイドラインを通知‐単品単価原則、国が遵守促す 厚労省
 厚労省は、医療用医薬品の流通における卸売業者と医療機関の取引に当たり、原則として全品目の単品単価契約を進めることなどを求めるガイドラインをまとめ、23日に日本医薬品卸売業連合会、日本薬剤師会等の関係団体に医政局長と保険局長の連名で通知した。
 国が医療用医薬品の流通に関するガイドラインを作成するのは初めてのことで、安定供給や卸売業者の経営に影響を与えるような流通コストを全く考慮しない値引き交渉を慎むことなども求めている。
ガイドラインは4月1日から施行する。      

  (薬事日報18.1.30)


<商況>
国内商況:牛黄が目立って品薄傾向で、倍ほどの値になっている。ブラジル、アルゼンチン、オーストラリアといった主産地のものがいずれも品薄になっているという。使う量が増えている傾向だけに、今後、気になる。牛黄配合薬が軒並み値上げへと動いている。そのほか、甘草は良品が少なめの状況が続いている。季節がら南天の新物がぼつぼつ出てきている。白南天は少ない。

 (薬事日報18.1.31、薬日新聞18.1.27)

 海外商況:中国のこのごろの気候は日本と同じで寒さは厳しい。生薬は収穫の時期ではないので、この気候状況は出荷には影響はない。旧正月は2月16日で、この頃、10日ぐらいは農家休みになり、市場も閑散となる。
 先般来、高値にあるゴシュユ、ゴミシ、オウレンなどはそのままである。中国の日本種センキュウは価格対策で、大減産にあり、量は減っている。センキュウは北海道産も天候不順で減産にある。サフランの価格はいくらか下がり気味にある。ハンゲは新物が出て、価格は、本来は下がるはずであったが、その動きはない。                     

(輸入商社提供)

<安全性>
次のいずれも、漢方・生薬にかかわる情報はない。
・DSU (Drug Safety Update) No.266  厚労省2018.2.
・使用上の注意改訂  厚労省2018.1.11
 ・回収情報  厚労省2018.1.24

Posted by 管理者 at 14時48分

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