2018年04月09日(月)

月刊花扇生薬 4月号 第187号 [月刊 花扇生薬]


2018年4月7日

編集・発行人

小西製薬株式会社

学術担当

<薬事>
薬用作物の国内栽培が始動 地域活性化に期待
 漢方薬原料である薬用作物の国内栽培が大きく動き出している。その契機となったのが、2013年から始まった日漢協、厚労省、農林省が共同して漢方薬メーカーと農家をマッチングする「薬用作物の産地化に向けたブロック会議」である。地方自治体も協力して耕作放棄地を活用し、薬用作物に着手する機運が
高まった。現在は、全国農業改良普及支援協会と日漢協が実施する「薬用作物の産地化に向けた地域相談会」に引き継がれ、すでにいくつかの品目で試作栽培もスタートしている。中国をはじめとする海外からの輸入に依存していた薬用作物だが、国内での栽培に弾みがつけば、漢方薬の安定供給に対応できるだけではなく、日本の農業全体に活力を与え、地域活性化につながるとの期待も膨らむ。(薬事日報18.4.2)

薬用植物国内栽培などに注力 東京生薬協会新年度事業
 東京生薬協会は、生薬・薬用植物等の普及啓発活動、栽培・育成活動など、引き続き公益事業の積極的な展開を行っていく。また、現在7つの自治体と連携協定を締結して薬用植物国内栽培事業を進めているが、今後は自治体が関与する外郭団体及び第三セクターまで協定先の範囲を広げることも決めた。(薬事日報18.4.4)

一般用生薬の「使用上の注意」を通知 厚労省
 厚労省は3月29日、一般用生薬製剤の30品目について、添付文書などの記載する「使用上の注意」を都道府県に通知した。 記載整備が主で、大きな変更はない。(薬事ニュース18.4.6)

健康寿命がさらに上昇‐男72.14歳、女74.79歳 厚労省
 厚労省は3月9日、医療・介護に依存せず健康的に日常生活を送ることができる「健康寿命」の最新値を公表した。男性は72.14歳、女性は74.79歳で、2013年の前回調査から0.95歳、0.58歳上昇し、都道府県の格差、平均寿命と健康寿命の差も改善していることが分かった。厚労省は、「生活習慣の改善、高齢者の社会参加の増加など、健康に対する国民の意識の高まりが健康寿命の上昇につながった」との見方を示している。(薬事日報18.3.13)

かかりつけ薬剤師の活用推奨
 厚労省は3月9日、電話やテレビなどの情報通信機器(ICT)を用いた「オンライン診療の適切な実施に関する指針」案を検討会に示した。オンライン診療の実施に当たって、初診は原則直接の対面で行うべきとし、その後も同じ医師の対面診療と組み合わせて行うとの基本理念を提示。薬剤処方については、対面診療に基づく処方が原則とし、処方後は患者の服薬状況の把握に努めるなどの遵守事項を記載した。さらに患者に対し、かかりつけ薬剤師・薬局のもとで医薬品の一元管理をしてもらうよう求めることを推奨した。(薬事日報18.3.12)

日本薬科大と産学連携
 埼玉県信用金庫(埼玉県熊谷市)は、日本薬科大学(埼玉県伊奈町)と産学連携に関する協定を結んだ。同大の強みである伝統医学などに関する講演会を共同で開く。同大と食品分野の中小企業を引き合わせて商品開発も支援する。(日経18.3.16)

漢方薬「麻黄湯」が大幅伸長 1月度のOTC販売動向
 全国のOTC医薬品販売動向データによると、インフルエンザの大流行で前年同月比100.3%となった。1月は漢方薬の「麻黄湯」が前年同月比で1.5倍以上になり、漢方薬カテゴリーの売り上げ増に貢献した。(薬事日報18.3.5)

「漢方チュアブル錠」製造法 富山県薬事研究所が発表
 富山薬事研究所は平成29年度成果発表会で、「飲みやすさに重点を置いた製剤研究―小児用製剤の剤形検討と漢方チュアブル錠の開発について」を報告した。(薬日新聞18.3.17)

薬用植物見本園 公開イベント 奈良
 奈良県薬事研究センターで4月13-15日にかけ、表記イベントを開催する。
 場所は:奈良県御所市「南中町」「薬用植物見本園」(薬日新聞18.3.7)

<商況>
国内商況:先月と同じような状況にある。「花祭り」に欠かせない甘茶は、駆け込み注文が入ってくると思われ、しばらくは間少なめの予想である。
品薄が続いている牛黄は、需要が供給を上回る形で、当分値は下がらない感じ。
このほか南天がやや少ないのと、甘草の良品が少なめなのは先月と変わっていない。(薬事日報18.3.30)

<安全性>
・安全性情報 No.351  厚労省2018.3.13
 使用上の注意改訂(厚労省2018.2.13):
 サンシシ使用上の注意[重要な基本的注意]及び[副作用(重大な副作用)]
 の項に「腸間膜静脈硬化症」の使用に当たっての注意書、副作用情報を追
 記するよう指示があった。
 次のいずれも、漢方・生薬にかかわる情報はない
・DSU (Drug Safety Update) No.268  厚労省2018.4.
 ・回収情報  厚労省2018.4.5

Posted by 管理者 at 08時58分

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