2018年11月02日(金)

月刊花扇生薬 第194号を追加しました [最新情報]

  2018年11月
         

編集・発行人:小西製薬株式会社 

                                      学術担当(電話 072-981-2429) 

<薬事>
天然物創薬コンソーシアム発足‐創薬にアジアの資源を活用 製薬協
日本とタイ、台湾が参加したアジア製薬団体連携会議(APAC)天然物創薬コンソーシアムが12日に発足した。参加した3カ国は、生物多様性条約のアクセスと利益配分を定めた名古屋議定書を遵守し、アジアにおける天然物の創薬活用を推進するガイドラインを4月に策定しており、覚書に調印を行った。主にタイが保有する豊富な天然資源を活用し、アジア発創薬を実現するための共創メカニズムの構築を目指す。天然物創薬によって革新的な新薬を創出していく。
 日本とタイ、台湾が窓口機関となるが、マレーシアも加わる見通し。日本製薬工業協会加盟会社から加盟を募り、11月末までに参画企業を決定し、12月から開始する予定だ。 (薬事日報18.10.15)

当帰の葉で地域再生目指す‐兵庫県と兵庫医療大が連携
  兵庫医療大学薬学部は兵庫県と連携して、丹波市山南町で採れる生薬、当帰の葉の“6次産業化”に取り組んでいる。葉を食材に用いた新商品の企画をはじめ、販路開拓や採算確保まで道筋を探り、地場産業の創出を図る。プロジェクト終了後も、地域が自立して発展できる基盤を整えたい考えである。山南町は、「漢方の里」として知られているが、現在、当帰を栽培する農家は8軒。後継者が育たないまま高齢化が進んでいる。支援事業で町に人を呼び込み、地域産業の継承を図りたい。
 2017年度は、当帰の葉を練り込んだうどんやパン、パウンドケーキといった6品の商品化を実現。和食、洋食、スイーツまで出そろった。(薬事日報18.10.9)

「薬用作物の産地化に向けた地域説明会および相談会」スタート
  「産地化取り組み事例」や「技術アドバイザー派遣」など初の報告
 平成30年度農林水産省薬用作物産地支援体制整備事業の「薬用作物の産地化に向けた地域説明会および相談会」が、9月25日、札幌会場を皮切りにスタートした。
・今後、全国8ブロックで開催される。
・札幌会場には、行政関係者および生産者など32名が参加し、説明会と個
  別相談の2部構成で実施された。
・今年度は、従来から要望されていた「産地化取組事例の報告」や「技術
アドバイザー派遣」に関して、日本漢方生薬製剤協会から始めて報告され
た。(日漢協18.10.5)

国内生薬栽培で成功事例
 実需側の漢方薬メーカーと産地側のマッチングを通じて国内栽培を目指す動きが進められているが、いくつかの地域では成功事例が出てきた。
 厚労省、農水省、日漢協が中心となって開催されている「薬用作物の産地化に向けた地域説明会及び相談会」では、長野県南木曽(なぎそ)町の「南木曽薬草の会」が養命酒製造とマッチングし、「ボウフウ」「キバナイカリソウ」の試験栽培に取り組み、日本薬局方が定めた規格に適合した品質を達成する成果が紹介された。
 成功の秘訣は、「行政や自治体のバックアップ」「強力なリーダーの存在」、
「失敗してもあきらめない」の三要素。特に薬草作物は収益化に時間がかかり、栽培に手間がかかるため、収益は数年間ないと割り切ってでも栽培を続けられるかが成否を分ける。(薬事日報18.10.26)

閉校した農高の実習畑利用 産地化目指し栽培、収穫 大分
 生薬の産地化を目指す杵築市は、実習畑で初めて栽培したキキョウを収穫し、出荷へ。同市は3年前、国内での生薬栽培を支援する東京生薬協会などと西日本の自治体で初めて連携協定を締結。閉校した旧山香農高の実習畑を利用し、栽培してきた。(毎日新聞18.10.27)

ケイヒ製剤で誤解招く広告「糖尿病の治癒目的でない」‐厚労省
 厚労省は23日、のどの渇きや糖尿病などを効能・効果とする生薬の「ケイヒ」を含有するOTC薬の広告表現について、糖尿病治癒を目的とした治療・予防に使う医薬品ではないことを記載するよう製造販売業者に求める事務連絡を、都道府県に発出した。糖尿病の治療や予防に効果があるように消費者を誤解させる表現の防止を目的としたもの。
 生薬を含有するOTC薬の広告表現の適正化を求めるのは「中年期以降のもの忘れの改善」を効能・効果とするオンジに続き、2件目。(薬事日報18.10.26)

<商況>
国内商況:国内外とも停滞気味。中国自体の景気も、かってのような勢いがみられないようで、それが需要にも表れている感じ。以前に見られた中国側の需要が急増したために物が少なくなるいう出し渋りの状況ではない。
 甘草、牛黄、猪苓、人参類、麻黄については、引き続き良品が少なめで、高値気配。 中でも牛黄は海外の産地から物自体がほとんど入ってこない状況は相変わらずのようで、先行きも不透明。(薬事日報18.10.31)

 海外商況:中国では、この夏は猛暑と長雨で、異常な気候に悩まされたが、作物に被害を与えるほどではなかった。実物という、トウニン、キョウニン、
サンソウニンなどは花の時期の寒波で不作、減産であるが、価格に大きく影響するほどではない。夏の大雨の影響では、バクモンドウ、ハンゲ、クコの実、ケイガイ、インチンコウなどが減産である。ビャクジュツ、ソウジュツは野生中心であり、人手不足もあって、値上がり傾向にある。環境対策で燃料が天然ガスに移りつつあり、これも値上がり要因になっている。(輸入商社提供)

<安全性>
次のいずれも、漢方・生薬にかかわる情報なし
・DSU (Drug Safety Update) No.273  厚労省2018.10.
 ・安全性情報 No.357  厚労省2018.10.16
・使用上の注意改訂  厚労省2018.10.23
 ・回収情報  厚労省2018.10.30

Posted by 管理者 at 14時47分

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