【月刊 花扇生薬】  2009年08月10日(月)

月刊花扇生薬第83号を追加しました。

2009.8.10 月刊花扇生薬第83号を追加しました。


編集・発行人

小西製薬株式会社

学術担当

<薬事>
規制改革会議 伝統薬通販の容認、郵送販売への要望多数
規制改革会議(9日)は、「特区、地域再生、規制改革集中受付」での提案・要望状況を発表
改正薬事法施行とタイミングが重なり、一般薬の郵送販売、漢方・伝統薬の定義を定めた上で、郵送販売の継続を求める意見が集中
「漢方薬など医薬品の郵送販売継続を守る会」は、歴史的・文化的価値のある漢方薬を容認すべきとの意見が多数寄せられた
ネット販売業者らは、IT販売一律禁止部分を不当として、省令の撤回を要望する意見が目立った
一般薬のネット販売については、「一律の禁止ではなく、一定の安全性を確保しながらネット販売する方法を早急に定め、ネット販売を再開させるべき」とし、そのための検討会設置を提言

薬事日報09.7.15

ネット販売規制で売上高6割減
改正薬事法の施行に伴い、一般薬の通信販売を原則として3類薬に限定した影響で、同月の一般薬の売上が前月比で62%減(ケンコーコム)
第2類薬の販売が大幅に縮小したことが影響

薬事日報09.7.15、薬局新聞09.7.15


ネット販売訴訟初公判
ケンコーコム、ウエルネットが国を相手に起こした訴訟の初公判が14日、東京地方裁判所で開かれた
改正薬事法がもたらす経営悪化などを強く主張
公判終了後のケンコーコムの会見で、「裁判長は今回の訴訟について『重大な憲法違反』と発言されており、真摯に受け止めてくれていると実感した」と期待感を示した
次回2回目の公判は9月1日

薬局新聞09.7.22


第1類薬販売店減少も売上高は増 1類薬では大きな変化が始まっている
マーケティング調査会社(インテージ)の調査によれば、1類販売店率は改正薬事法後大幅に下がる(68%)一方で、販売店あたりの金額は増加傾向
これは製薬会社の意欲的なスイッチOTC開発によって1類医薬品の新製品が次々と販売されたことが、減少を食い止めたと分析
販売金額の推移は、2週連続で低下  しかし3週目以降は回復するなど、下げ止まりを見せている
1類販売店率は、改正薬事法以後に大幅に下落しているが、この傾向は
1類販売店と2,3類販売店をはっきり分けているドラッグストア企業が多いことを指摘  
ドラッグストアによっては、1類薬を販売する店舗を30%程度まで落としている所がある
地域別では、京浜、東海、近畿など大都市圏を抱える地域では落ち込みは少ない、一方薬剤師の確保が難しい北海道、東北、関東、北陸、中国、九州地域では、販売率の低下が大

薬局新聞09.7.15、薬事日報09.7.15


登録販売者試験に業界内外から注目
8〜9月に実施する登録販売者試験の願書申込も終え、その状況を見ると「昨年の第1回試験時の出願人数より若干下回ってはいるが、おおよそ予想の水準」
改正薬事法施行前の昨年では業界内だけで注目されていた感もある登録販売者試験だが、5〜6月の一連の報道によって、一般生活者にも徐々にその存在が注目され始めている
OTC薬販売そのものに対する世間的関心が高まっている事が推察される

薬局新聞09.7.22


OTC薬の08年市場 漢方薬など拡大期待一転冷え込む  富士経済
・ドリンク剤、ビタミン剤、その他の保健薬、循環器・血液用薬、漢方薬など23品目の市場動向結果公表
・08年の肥満防止剤市場は、特定検診・保健指導のスタートの追い風に、需要が高まると予想されたが、特需は限定的で微増
・漢方処方エキス製剤は、薬事法改正によって、郵送販売が規制対象となったことから、量販店販売が一層強まる一方、漢方専門薬局の位置づけは低下が予想され、市場にとってはマイナスになると指摘
・漢方処方エキス製剤市場は08年度165億円
・医療用医薬品、一般用医薬品ともに伸びて、防風通聖散のヒットで、多岐にわたる効能・効果を持つ漢方処方エキス製剤への期待が高まり、一般用医薬品での位置が上がった
・しかし、防風通聖散、葛根湯が牽引してプラスを続ける一方、セルフ販売主体の量販店での漢方エキス製剤の限界も見えたと指摘
・09年の伸び幅はイメージを想起しやすい処方へ集約する傾向が見られ縮小し、167億円(1%増し)を予想
・漢方薬すべてが第2類に区分され、量販店のセルフ販売が中心となるため、今後はカウンセリングが課題

薬事日報09.8.3

新販売制度で覆面調査 厚労省
消費者モニターが(一定期間)薬局などで覆面調査を行い、不適切な販売実態があれば、各都道府県の相談窓口に情報を提供した後、薬局にフィードバックし改善につなげる

薬事日報09.7.8


<商況>
国内商況
・例年梅雨期は動きが少ない  目だった変化はない
・ウワウルシ、麦門冬については良品が少ない 引き続き高値推移
・ゲンノショウコ、重薬も品薄であるが、これらは、収穫が終わって調整をしている段階にあり、これから(7月下旬から8月)出てくるものと思われる
・中国産で値上がった品物は、桔梗、金銀花、荊芥、ウワウルシ、酸棗仁、小立蒼朮、大黄、薄荷葉、浙江白朮、霊芝など
・これらの原料は現在これといった動きは少ないが要注意

薬事日報09.7.31


海外商況
・ベニバナ:昨年は旱魃や、イナゴが大量発生したため1/3減産で生産、今年の価格は昨年と同値か、若干の値下りが予想される
・ケイガイ:昨年、生産量が少なく現在産地に商品が無く高騰している
・キキョウ、サンヤク:需要量が減り栽培面積減少、それが原因で高騰している
・レンギョウ、キンギンカ:秋から冬にかけ、新型インフルエンザの影響で高騰すると予測される
・サンソウニン:春に比べ約2倍の価格になっているが、原因不明
バクモンドウ:昨年の地震の影響で人手が不足し、それが原因で減産  

輸入商社提供


<安全性>
DSU (Drug Safety Update) No.181 厚労省09.7
・柴胡加竜骨牡蛎湯(てんかんの効能を有する製剤)に使用上の注意新設
・エタノールを含有する特定の生薬製剤、桜皮エキス、キョウニン水、車前草エキス、トウヒチンキなどで、使用上の注意に一部薬剤との併用禁忌、併用注意が追加された。
 
安全性情報 No.259  厚労省09.7.30
・漢方・生薬関係の安全性情報なし

使用上の注意改訂 厚労省09.7.3
・DSU 柴胡加竜骨牡蛎湯(てんかんの効能を有する製剤)使用上の注意新設
回収情報 厚労省09.7.24
一般薬でクラス3が2件 (クラス3とは、その製品の使用が健康被害の原因になるとはまず、考えられない)
                     

Posted by 管理者 at 14時24分   パーマリンク

【月刊 花扇生薬】  2009年06月09日(火)

月刊花扇生薬 第81号 2009年6月

2009年6月5日

編集・発行人

小西製薬株式会社

学術担当

<薬事>
薬事法改正による一般薬の新販売制度 6月1日から完全実施
厚労省は6月1日から完全施行 局長通知を発出
一般用医薬品のリスク分類に応じた情報提供の具体的規定、陳列方法、店舗で医薬品を販売しない時間帯「閉鎖」の方法を明記
インターネット販売や、漢方薬などの「郵便等販売」について「第3類医薬品以外の医薬品を販売し、または授与しないこと」
医薬品の購入者が、薬剤師、登録販売者、一般従業員か容易に判別できるよう、名札に加えバッジなどを付ける
既存の一般販売業者や薬種商、特例販売業者が引き続きその業務を行うことが出来る経過措置は、2012年5月31日まで

薬事日報09.5.13

第3類医薬品以外の通販 離島居住者、同一医薬品継続使用で経過措置 行政責任で
薬局や店舗のない離島の居住者と、同一の医薬品を継続使用するものに限定して、第3類医薬品以外の通信販売を2年間の期限を設けて認める省令改正を公布し、6月の改正薬事法完全施行に間に合わせる
対面販売の原則から除外したが、薬剤師が電話等で情報提供するとともに、相談に応じることが条件
継続使用者への措置では、改正省令前に購入した医薬品と同一の薬局製造販売医薬品と第2類薬について、使用者から情報提供が不要との意思を確認した場合、薬剤師が対面しなくても郵便等により販売できる

薬事日報09.5.13、薬局新聞2009.5.18,20



厚労省は(5/29)「継続使用者」「離島」の定義を、各都道府県あてに発出
24都道府県280島をリストアップ  中国・四国、九州、沖縄地方に多い

薬事日報09.6.1


「医薬品新販売制度の円滑施行検討会」第7回(最終回)5/22検討会 開催
経過措置は行政の責任で行うこととし、検討会としての関与を否定して最終の会合を終えた
これにより、OTC薬の通信販売は事実上規制され、一連のネット販売議論に一応の決着が付いたかたち
反対派は、憲法22条を楯に東京地裁に提訴

薬事日報09.5.27,09.5.29、薬局新聞09.5.27,09.6.3

09年度登録販売者試験
試験日を公にしたのは39都道府県
福井県、滋賀県、京都府、兵庫県、和歌山県・・8月23日
奈良県・・8月中、大阪府・・11月17日、茨城県、栃木県、長野県、新潟県・・8月12日、中国地方の5県・・8月20日、北海道、東北6県・・8月下旬、東京都・・10月予定、千葉県、神奈川県・・9月13日、埼玉県・・・9月中

薬事日報09.5.18


<商況>
国内商況
先月同様荷動きは鈍い
その中でも、黄柏、黄連、サフラン、麦門冬等いくつか高めの品目もある
新型インフルエンザの影響もあり、中国では大茴香が値上がりしている
更に新型インフルエンザ関連として、菊花、金銀花、柴胡、黄芩、連翹、板藍根など値上がり傾向、 また効能効果が承認されている「麻黄湯」の原料は多少動いている 
野生品の甘草、猪苓は引き続き注意要
その他、ウワウルシ、サフランは原料不足で値上がりしている
ジュウヤク、ゲンノショウコなど日本産の薬草は6-7月に新物が出る

薬事日報09.5.29

海外商況 
中国の天候状況は比較的平穏で、生薬収穫に影響の及ぼすような話は今はない
新型インフルエンザの生薬への影響は、先月ほどではないが、予防への配慮でキンギンカ、バンランコンの品薄高騰は続いており、秋までこのまま経過するのではないかと予測されている
先月も紹介したように、肥満改善用の生薬が日本メーカの買い付け盛んのため、これまた品薄となり、価格も上昇している。(この話は、6月3日、日経夕刊第一面に記事が出ていた)
ボウフウが高騰したのも上記の関連であるが、野生が主体であるものの、次第に栽培に移り、増産されているので、価格は下がる気配にある
シャクヤクは栽培面積が縮小しつつあるので、収穫時期の4年後には市場の量は大幅に減る

輸入商社提供


<安全性>
・DSU (Drug Safety Update) No.179 厚労省09.5
漢方・生薬関係の副作用情報なし
・安全性情報 No.257  厚労省09.5.28
漢方・生薬関係の安全性情報なし
・使用上の注意改訂 厚労省09.5.29
漢方・生薬関係の使用上の注意改訂情報なし
・回収情報 厚労省09.5.15
一般用医薬品の生薬エキス製剤で自社規格不適で1件

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【月刊 花扇生薬】  2009年05月12日(火)

月刊花扇生薬第80号 2009年5月

2009年5月8日

編集・発行人

小西製薬株式会社

学術担当


<薬事>
伝統薬の電話販売継続を求める要望書を提出 全国伝統薬連絡協議会3/31
・要望書は、伝統薬の継続可能な措置を求めるもので、根拠としては、利用者の声や伝統薬の実績・販売・存続の意義を提示
・いままでの検討会で伝統薬の存続に関する否定的な意見は少なく、また自民党議員連盟の聴取、会合での規制賛成派から(一部の委員から伝統薬だけ別カテゴリーに位置づけて議論するのはおかしいとの意見もあるが)も肯定的な意見を受けたもの

薬局新聞09.4.8


「伝統薬だけを特別視するのは反対」 楽天三木谷氏
・伝統薬等は薬事法上定義そのものが不明で、これらを特別視するのは反対と異議を訴えた
・もし認めれば整合性の取れない法律になり、これを別に議論するべきでない
・一方規制賛成派委員の中には、「伝統薬・漢方薬は個人の体質に合った特殊なもので、手に入れる手法も特殊なケース」(一橋大学大学院法学研究科松本教授)と代替の困難性を指摘する声も強い

薬局新聞09.4.22、薬事ニュース09.4.24


「漢方薬など医薬品の郵送販売継続を守る会」設立
・加盟店舗は個人経営の薬局・薬店の543店舗(2万2545人)
・会の主張は、*郵送販売できない事によって、継続的な医薬品の服用が途切れ、健康被害・病状悪化をきたす可能性がある *自分の病状・体調を詳しく判っていてくれる薬局・信頼できる「かかりつけ薬局」で薬を買いたいという要望がたち切られ、経験や信頼関係のない薬局で新たに購入することを余儀なくされる、など
・ネット販売との切り分けを求め立ち上げ

薬局新聞09.4.15、薬事日報09.4.27


「第4回医薬品新販売制度・・・検討会」 一般消費者からのヒアリング
・一般消費者5名(規制反対派3名、賛成派2名)からネット販売の在り方について議論
・各々の主張で平行線、意見割れ鮮明

薬局新聞09.4.22


ネット販売
・政府規制改革会議は、6月1日の改正薬事法施行までに結論が出ない場合、「現在認められている販売対象範囲を継続するなど、なんらかの経過措置を設けるべき」と主張

薬事日報09.4.8



「指定第2類医薬品」若干の改正を加え告示(生薬・動植物成分のみ抜粋)
イチイ(外用剤を除く)、カスカラサグラダ(外用剤を除く)、クバク、コジョウコン、センナ、センナジツ、センナヨウ、トコン、マオウ(外用剤を除く)・・・編集部注 生薬関係は今回は変更なし

薬事日報09.4.13


<商況>
国内商況
・先月同様動きは鈍い
・中国では経済回復に伴い、国内での需要も出てきていることから、輸出向けの値段が上がっている気配があるらしい
・しばらくは材料探しが続くと思われる
・こうした状況の中、全般的に中国物の値段が、今後やや高めになりそうな感もなくはない(生薬卸関係者)
・値上がり気味の品目は、ウワウルシ(軸を取ったり、異物除去、葉が型崩れし見かけのいいものが取れないなどの理由)
・中国産としては、黄連、黄柏、荊芥、呉茱萸、山薬、麦門冬などが値上がり傾向にある
・国内産の川芎(中国でも栽培されており日本産に比べ単価的にも少し安い)、当帰は新物が出る予定だが、昨年より若干少ない見込み

薬事日報09.4.27


海外商況 
・全般:中国では新型インフルエンザの影響は、先程の感染症サーズSARSほどではないが、現在、インフルエンザの予防に効果あるという生薬の需要が高まっている
・影響の大きい生薬:オウゴン、カッコウ、キンギンカ、バンランコン、オウレン、ボウフウ、ビャクジュツ、カンゾウ など。ただし、これらが生薬市場にて価格に影響を与えるには至っていない
・インフルエンザに関係なく、価格に影響の出ている生薬は田七ニンジン(前回にも掲載)
・日本の国内で一般薬の原料として広く使われ、需要増のため価格上昇中の生薬:バクモンドウ、ハッカヨウ、キキョウ、ケイガイ、レンギョウ

輸入商社提供


<安全性>
・DSU (Drug Safety Update) No.179 厚労省09.5
  漢方・生薬関係の副作用情報なし
・使用上の注意改訂 厚労省09.4.24
漢方・生薬関係の使用上の注意改訂情報なし
・回収情報 厚労省09.4.16
一般薬エキス製剤に1件

Posted by 管理者 at 14時06分   パーマリンク

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